今日のNAOKI
Today's Naoki

4月22日から5月5日まで
from April 22nd to May 5th

5月5日
May 5th
晴れ
<自転車を拾うスイス人、それを直して乗る日本人。>
ジャッキーが先週、中古の自転車を買ってきた。われわれも買おうと思ってクリストフと私の二人で自転車屋に行ったら店が早くも閉まっていた。帰り道、ミシシッピ川にかかる橋を渡っていたら水底に自転車が落ちているのが見える。なかなかよさそうな自転車だ。クリストフが
「川に入って取ってくる」
と言うが、どう見ても届くような位置にあるとは思えない。
「無理だ、深いぞ」
と止めるのもかまわず、クリストフは橋の下に下りていき、靴とズボンを脱いで川に入っていった。岸から自転車まで半分くらい行ったところで太ももまでの深さになった。
あきらめて宿舎に戻り夕食をとっていると、クリストフが
「自転車をゲットしたぞ」
どうせ、うそだろうと思ったが、袖を引っ張って外に連れて行くので見てみると、なんとちゃんと自転車が置いてあるではないか。
「あの後取りに行ったのか」
「そうだ」
あきれたやつだ。着替えを持って取りに行ったらしい。

ところがその自転車はチェーンが錆付いていて動かなかった。これはもう乗れないと判断したクリストフは自転車屋に行って別の中古自転車を買ってきた。
「あれ、いらないなら俺がもらうぞ」
私は言い、ワイヤーブラシとさび止めオイルを買ってきて、磨きはじめた。投資費用わずか5ドルで何とか動くようになった。
今日は試運転だ。ミシシッピ川に沿ってサイクリングをした。川を渡る風がなんとも心地よい。
拾った自転車でカールトンプレイスの町を走る回る日本人
Japanese rides the picked up bicycle.
80ドルの自転車に乗るスイス人(ジャッキー)
Swiss rides the 80 bucks bicycle. (Jacque)

<Christoph picked up the bicycle from the bottom of river. I restore the bicycle and ride.>
5月4日
May 4th
快晴
外国人チーム8人でリドー湖に行きカヌーを体験した。みな経験はほとんどないが、穏やかな湖面であれば意外と簡単に操れるものだ。
カヌー3艇二人乗り、カヤック2艇一人乗り。
オンタリオは小さな湖がとても多い。内陸部ではあるがマリンスポーツがさかんだ。
湖の中には大小の島があり、家が建っているところもあれば岩だけの無人島もある。われわれは程よい大きさの無人島に上陸し、昼食とカヌー遊びをしていた。
ギャリーがカヤックに挑戦した。最初はうまいこと操っていた。しばらくしてギャリーの方を見ると、なんとカヤックの上にあるはずのギャリーの上半身がない。ということは水面の下にあると言うことだ。ひっくり返ったカヤックがばたばたと動いているが元に戻る気配はない。クリストフが助けるため湖に飛び込んだ。ビアットと私がカヌーをあわてて漕ぎ出した。やっとギャリーがカヤックから脱出し、島へ向かって泳いでくる。
雪解け水がたまった湖の水はまだかなり冷たい。結局四人ばかり、水浴びをする羽目になってしまった。でもちゃんと写真を撮っておくんだった。よい記念になったのに。
カヤックが一番上達したのが小柄なビアットとヨシ。大柄なピーター、スティーブ、ギャリーはカヤックには不向きのようだ。下半身をカヤックの中のすっぽりと入れるのがうまくいかずにもがいていた。
Canoeing at Rideau Lake. Garry trys Eskimo Roll but doesn't recover.
Peter P. Yoshi and Beat
Garry before Eskimo Roll
Christoph and Jacque
5月3日
May 3rd
曇り時々晴れ
遅れを取り戻すべく終日実習が行われた。
3ラウンド目になるとだんだん慣れてきて、みな黙々と作業を続けている。ポーチのデザインカットの所だけをパット先生の指導を受けて加工をする。
無事、3ラウンド目の下段が完成。全部で5段のログが重なり、家の大きさが実感できるようになってきた。
Practice: 3rd log process
ポーチの形も出来てきた Figure of porch are shown.
5月2日
May 2nd

終日、教室で座学。
スクールの内容を2時間にまとめたビデオがあり、それを見る。合間に質問、その他説明が加わる。
風邪気味で薬を飲んでいるため、眠くて仕方がなかった。
Rain day. Lecture by video.
5月1日
May 1st
晴れ
今週は天気のよい日が今日しか無いという予報なので、終日実習を行う。
ログ壁は2ラウンド目が終了。トラスは部材の形が少しずつできてきた。
Practice: 2nd log process are finished.
トラス部材にほぞ穴を刻む
Making the mortise of truss
屋根材にほぞ加工をする
Tenon of rafter

カナダ北極圏の人たち
今回のスクールに参加している人の中にカナダ、ノースウェストテリトリーから来ている人が二人いる。一人は英国籍のピーター、カナダ人の奥さんと四人の娘さんがいる。もう一人はジョン、58歳のモンゴロイドで今回の参加者中最高齢だ。イヌイットかインディアンかどちらかはわからないが、インディアンの町に住んでいるといっていたからインディアンなんだろう。二人とも道路の北の果て、イヌヴィックからわずか百数十km南に住んでいる。二人の住んでいる町は隣あっているが、100kmくらい離れており、百数十世帯の小さな村だそうだ。そんなところにログハウスが建てられるのかと聞いてみたら、森林限界に近いところだがそう大きくはない木がちゃんとあると言っていた。凍てついた林の中、オーロラの下で犬ぞりを曳いてログハウスに帰るなんていうのも想像するだけで楽しいね。
4月30日
April 30th

昨日の続きのログ積みを行っていたが、雨がひどくなったため午後は教室でトラスの設計を行う。雪や雨でからだが冷えて帰ってくると無性に日本酒が飲みたくなる。日本料理が恋しいとかはあまり思わないが、寒い夜にはやっぱりお酒だ。でも残念だが田舎町では売っていないのでビールで我慢するしかないか。
Rain day
4月29日
April 29th
曇り
日本ではゴールデンウィークなんだなと思いながらログサイトに行くとすっかり雪で埋まっている。
今週から屋根のトラス作りのグループとログ壁のグループに分かれての作業だ。4週間コースの人はトラス作りのグループにはいる。今日はトラスに用いるログの選定と外形のカット。
私はログ壁のグループなので先週の続き。2段目を終え、3段目に入る。
Practice: 2nd and 3rd log process.
雪で埋まったログサイト
Log site with snow.
ログを運ぶのは滑るので楽だ
It is easy to carry logs on snow.


ジャッキーの誕生日をスパゲティで祝う。
この後ケーキも出た。(左前から3番目)
Jacque's birthday.(left row 3rd)
4月28日
April 28th
曇りのち大雪
ラナーク郡の林道を一人でドライブした。四駆で林道を走ることも趣味のひとつだが、今回は普通車のレンタカーだからかなり気をつけて走行した。知らない道で車が壊れたら大変だ。日本では人のいるところまではしばらく歩けばたどり着くが、ここではどれだけ歩けばたどり着けるのか想像がつかない。
昼ごろから天候が悪化し、雪が降り出した。林道では倒木が道をふさいでいる。一人では動かせないのであきらめて戻ろうかと思ったら子供づれの年配のライダーに出会った。おじいさんと少年に手伝ってもらって3人で何とか倒木を道の端に寄せてクリアすることができた。感謝。
走っているうちにだんだん雪が強くなってきて昼過ぎに宿舎についたときは一面の銀世界に変わっていた。この雪は夜中まで降り続き、翌朝は積雪10cmになった。
Drive in forest road of Lanark County.
延々と続くラナークの林道
Forest road is continued.
こんなガレ場もある
The road is very rough.
帰ってみたらこんなに雪が
Snow at Olde Barracks
4月27日
April 27th
晴れ、気持ちのよい青空が広がった。
今日はキングストンまでレンタカーでドライブだ。ヨシとクリストフが一緒だ。
途中、サンドラの林を見に行って(4月6日参照)、その後パースからウェストポートを通ってキングストンに抜ける。ウェストポートは町の両側が湖に囲まれておりとてもすばらしい眺めが楽しめる。
キングストンからはウルフ島へ渡る無料のフェリーに乗ろうと思ったがあいにくストライキ中だとかで便数が減らされている。今乗ってしまったら帰りは夜遅くの最終便しかないとのことだ。他に方法はないかと職員に聞くと、島の反対側に別のフェリー会社の船があるからそれに乗ってセントローレンス川の反対側に行くといい。でもそこはアメリカだからパスポートを持ってね。そこからセントローレンス川を下って橋のあるところまで行けば戻ってこられるよ。
地図を見るとものすごく遠回りだ。今回は残念だがあきらめた。
その後、サウザンアイランド島を見ながらリバーサイドウェイをドライブ。家一軒しか建っていない小さな島がいっぱいある。こんなところにログハウスを建ててカヌーで回ったら素敵だろうなと思う。
Drive for Kingston with Yoshi and Christoph.
サンドラの林で
Sandra's forest
タットロック採石場
Tatlock quarry
ウェストポート
Westport
ウルフ島行きのフェリー
Ferryboat for Wolfe Island
キングストン
Kingston
箸を上手に使うクリストフ
Christoph uses chopsticks very well.
サウザンアイランドドライブウェイ
Thousand Islands Driveway

オンタリオでのドライブ
右側通行でkm表示である。一般道路の制限速度が80km、高速道路は100kmだ。制限速度+10kmくらいで流れており、日本と同じ感覚だ。
カントリーロードでは牛や馬などがのんびりと草を食んでおり、鹿やリスなどの野生動物も見られる。しかしこのような道は対向一車線なので、ゆっくり景色を見ながら走っていると後ろが詰まってしまう。
スピードが速いので回りの景色を見ながらの運転は注意が必要。山がなく、道路はまっすぐなところが多いがアップダウンが結構ある。また、動物の死骸が多いのは日本の田舎道と同じだが、ここで一番目につくのはリスである。走っているときの優雅な動きを見ているのは気持ちのいいものだが、こういうところをみると残念に思う。
また、昼間でもヘッドライトを点灯している車が多いのでつけておいたほうが無難だ。駐車場やドライブインにも不自由はしない。
4月26日
April 26th
曇り、雪がちらつくほど寒い日だった。
屋根の設計の続きとログ壁の加工。
3週間が終わり、だいぶログハウスらしくなってきた。
ログをまわして収めるクリストフ
Christoph puts in the log.
今週はここまで
Naoki is sitting on the logs.

テノンとモーティス
外国人にとって英語の建築用語はなじみがない。テノンとモーティスについて夜、宿舎で質問すると、カナダ人のジェイミーが図に書いて説明してくれたら爆笑が起こった。残念ながらその図をここで紹介するわけにはいかないが、人体の一部を書き表したといえばわかるだろう。
Tenon (ほぞ)、Mortise(ほぞ穴)

Design of roof. (Jamie explained to us tenon and mortise.)
Practice: 2nd log process.
4月25日
April 25th
雨、スクール開始以来初めて本格的に雨が降った。
今日は教室で屋根の設計について勉強する。また、雨の弱まったころを見計らって昨日の続きのログ壁の加工を続ける。
屋根は勾配があるので寸法を求めるのに計算が必要だ。もともと計算は得意なほうなのだが英語で質問されるとなかなか答えが出てこない。おまけに寸法はフィートインチだ。まったく頭が悪くなってしまったような気がする。英語で計算ができればよいのだがそれができないので頭の中で以下の手順を踏むことになる。
英語の質問を翻訳→計算→答えを英語に翻訳して回答する。
以前読んだ本によると、人の脳は言語をつかさどる脳と計算をする脳が左右に分かれているらしい。右と左の脳の連携は男性より女性のほうが優れていて、そのため彼女らはおしゃべりをしながらいろいろなことができるようになっているのだとか。どうやら自分はこの右脳と左脳の連携が特に弱いのか、翻訳と計算がスムーズにつながらないようだ。ためしに頭を左右に振ってみたがあまり効果はなかった。
Design of roof.
Practice: 2nd log process.
4月24日
April 24th
快晴
ログの太さは均一ではない。根元のほうが太くて上に行くにしたがって細くなる。したがって元(根元)と末(上のほう)を交互に積み上げていき、両端の高さが同じになるように積み上げる。
今日はシルログに積み上げる2段目のログを選定し、位置あわせを行った。この段が終わるとだいたいログ壁の高さがそろうことになる。
みなで並んでログの仕上げをする
Everybody finish the log.


キャントフックを使ってログを収めるピーター
Peter P. turns the log using cantfook.




ログの固定が終わったアダム
Adam has fixed the log.

カールトンプレイスの街中にはミシシッピ川という川が流れている。この川にはビーバーがすんでおり、川沿いにある木の幹が鋭い歯でかじられた痕がよく見られる。春になり活動が活発になってきて夕方二頭のビーバーが水面を泳いでいるのを見ることができた。ちなみにファンシーショップではバービー人形も見ることができるが日本のそれとは多少顔が違うようだ。
Practice: 2nd log process.
4月23日
April 23rd
晴れ、久しぶりに春らしい陽気だ。
上段シルログの加工が終わって、下段のシルログときれいに重なった。ぴったりと隙間なく、がっちりと食い込んでいる。これがログハウスの醍醐味だ。これがどんどんと積み重なるのが楽しみだ。
Practice: 1st log process are finished.

シルログの加工をするジェイミー
Jamie makes the sill log.
合わさったノッチを確認する
Check the notch.
4月22日
April 22nd
曇りのち雪
朝のうち風が強くて寒いと思っていたら昼前からなんと雪が降り出した。先週の真夏日がうそのようだ。
昼休みはみなで雪合戦になってしまった。雪国の人が多いにもかかわらず無邪気なものだ。
今日は先週並べた3本のシルログの上に交差するように全部で5本のシルログを載せ、加工に入る。
ログの載せ方、固定のしかた、センターラインの合わせ方、スクライビングの仕方など、覚えることがたくさんあって大変だ。作業途中でパット先生の注意がはいる。結局今日は上段のシルログの加工が終わらなかった。
Practice: 1st log process.(sill log)

季節外れの雪がログサイトに積もる
It is snow day.